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日本刀 三尺三寸 円砥研ぎ 一人研ぎの限界
刃渡り三尺三寸のちょっと珍しい長さの日本刀。

多分、この長さが一人で研げる長さの限界。
これ以上になれば、刀の片方を吊りながら研ぐか、補助のものに片方を支えてもらうかどちらか。

この長さになれば、刃の芯を出すのも、歪を取るのも時間を要します。
出来るだけ研ぎ減りしないように、鎚で叩いては見て、見ては叩いて。
でも、
この辺りまでは長くてもそんなに大変だとは感じません。

日本刀 三尺三寸 歪取り

大変なのはここから。
長さ約1.5メートルの刀を素手で持って、円砥で刃をつけていく。
特に難しいのは切っ先あたり。
刀にはモーメントがかかり、固定して持っているのも大変。
付いて行く刃が、掌に食い込む。

日本刀 三尺三寸 円砥研ぎ その1

日本刀 三尺三寸 円砥研ぎ その2

研ぎ始めから約2時間・・・下押しの完了です。
英さん 77歳、まだまだ若い者には負けません。(^O^)v

日本刀 三尺三寸 下押し 研ぎ上がり
| 美術刀剣・日本刀 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
不思議な空間 刀剣・・・不動明王の剣
今日の円砥での研ぎは結構大きな剣。
不動明王に持たせる剣らしい。
もう少し小振りの剣は何度も研いだことあるけれど、二尺を超えるものは初めて。
通常の刀に比べて、重量もしっかりある。
時間はかかるが、こういうものを研ぐ時は結構楽しいもの。

不動明王の剣

刀剣は、いろいろなものが持ち込まれてくる。
錆身と打ち下ろしのもの、そして抜刀の刀の調整の刀が同じくらいの割合で、ほとんど。

錆身は、研げば見違えるほど気持ち良くなる。
歪みを取って、もらを取って、錆を取って、鎬を立てる。

錆身の刀

打ち下ろしのものは、しっかりしている分、時間がかかる。
歪み取りも、しっかりしているから大変。
焼の深いものが歪んでると、硬くて硬くて(^^ゞ

調整は、気を使う。
刃を上げたり、峰に抜いたり、鎬を飛ばしたり。。。
「軽くして欲しい」「抜けをよくして欲しい。」「バランスを良くしてほしい。」。
ただ、経験がものを言うのはこれが一番。
問題もない研ぎの刀を、研ぎなおすのは少し気が引けたりもするのだが。。。鑑賞品ではなく「道具」としての日本刀ということか。


重さ調整の刀

こうして、写真を付けたら自分自身でも、いろいろあるなと思う。
21世紀の世の中で、こんなものがごろごろしている作業場は、一般の人から見たらとっても不思議な空間なのかも。。。




| 美術刀剣・日本刀 | 00:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本刀の円研ぎ・・・錆身研ぎ・歪み取り
長さ 2尺8寸1分
幕末頃、熊本あたりでつくられた刀。

本研ぎ師の方から、錆身の刀が持ち込まれました。
状態は錆身でもよさそう。
反りは浅いので、まだ研ぎやすい。
歪みがあるので。先に歪みを取る。
それから、円砥研ぎ。

円砥研ぎ 天然円砥

居合・抜刀の先生方の刀とは違い、
歪みの段階から、
極力、身を減らさないで、尚且つ「歪み」と「もら」(むら)と「錆び」
を取れるように考えて。

刃欠けや、刃が付いていないのを見ながら芯を確認し刃を引く。

円砥研ぎ 芯出し

これは、歪みと同じくらい、慎重に。
研ぎ師の人から持ち込まれる刀は、
また違う部分で神経を使うのですよ〜。。。(^^ゞ

そう、信用されていないと、預けられないでしょうから。


| 美術刀剣・日本刀 | 17:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本刀の円研ぎ・・・重さの減量
今日持ち込まれたのは、振るのに重いという日本刀。
80代の先生が振るらしい。

長さ 2尺4寸5分
重さ 730g

樋が彫ってあるのも、軽くしたかった為のよう。
持ってみると、少し頭にバランスがあるみたいで。。。

「600gくらいまで落として欲しい。」
とのことだが、これは研ぐ前から無理。。。

円砥研ぎ

平を峰側に心持強く落とす。
鎬筋は考えることなく、樋を基準にする。
刃を整え、蛤が残るよう、極力肉を抜く。

砥石にあてる刀が、少し力を入れるとしなるように。。。
「もう限界。」(^^ゞ

結局、最終的に650g。
持ってみると、なかなか良い感じ。

刀剣の重さの減量

でも、
これくらいになると、切るのは上手く振りぬかないと、
曲がってしまいますよねぇ。



| 美術刀剣・日本刀 | 11:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本刀の円砥研ぎ
刀剣を円砥で研ぐ。
この技術、見た目は簡単そうでもとっても難しいものです。

日本刀の円砥研ぎによる下押し

刀剣は打ち下ろしもあれば錆身もありいろいろ。
持って来る人は、
抜刀をする人が4割で、研ぎ師の人が3割、
業界の人が2割、一般が1割くらいです。
なかでも、
抜刀のする人の要望が多種にわたり面白いです。
「軽くしてほしい。」
「○○○グラムにしてほしい。」
「抜けをよくしてほしい。」
「歪みを取ってほしい。」
「鎬をおとしてほしい。」・・・etc。

刀剣の重さの計量

と、いろいろなことにわたります。
太刀、脇差し、短刀、槍・・・。
これまたいろいろ。

なかなか、面白い仕事ですよ。

| 美術刀剣・日本刀 | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) |