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堺の洋館探訪 田中邸 (田中銀次郎・舎蜜) その1
14日15日に、僕のトンボ玉の生徒のガコちゃんのお父さんの実家を
関東の「けんちく工房 邑」の對馬さんが若い者を二人連れて
調査に来るというから、一緒に見学させてもらいに行ってきました。


南海高野線 堺東駅の少し東に位置する一帯。
昔は堺の別邸が多くあった場所。
その一角に敷地面積約300坪、今では木がうっそうとした
日本家屋と洋館からなる邸宅が「田中邸」。
傷みもひどく、手入れもなされていないのですが、当時の贅沢なたたずまいがうかがえます。

田中邸洋館01 田中邸日本家屋01

この田中邸は、ガコちゃんの
曾お爺ちゃんの堺化学の創始者であった田中銀次郎氏が建てた家。
画家だったお爺ちゃんが長く住んでいた家。
そして、お父さんが生まれ育った家です。


福地邦樹さんの詩集『心象風景』の中に
「チョウセンアサガオ」という詩があるそうで。
今も庭にはチョウセンアサガオが少しだけ残っているのがわかりました。

田中邸 チョウセンアサガオ・・・曼荼羅華

   チョウセンアサガオを食べた話

   広い庭のある画家のお宅にお邪魔した
   御主人の洋画家がなくなって五年
   庭はだいぶん荒れていた
   夏木立の隅に大きな白い花が沢山咲いていた
   かの有名なチョウセンアサガオ(マンダラゲ)だという
   背丈ぐらいな潅木で
   筒状花に恐ろしげな迫力があった

   主人が毒と知らないで私の留守の間に
   五センチぐらいのこの蕾を二つたいて食べて
   酔っぱらいのようにふらふらになって
   身体がほてったのかこの前の池に
   腰までつかっていたのですよ
   あんまり変なことばかり口ばしるので
   精神病院に連れて行こうかと思ったのですけど
   近くのお医者さんに来てもらって
   薬を調合してもらって
   翌日にはけろりと直っておりました

   華岡青洲の麻酔薬を知らなかった画かきさんが
   緑の蕾があまり綺麗なので食べてしまったのだ
   御主人の絵の横に奥さんの水彩画も並べてあって
   ゆっくり話す夫人の飄々とした姿に
   変人だったという画かきさんが
   透けて見えてくるのだった

(福地邦樹『詩集 心象風景』編集工房ノア 1996)



建てられたのが、昭和13年、對馬さんの調査で分かりました。
建具・天井・カーテンレール、照明、洋式トイレ。

モガモボの好きな僕にはたまらない雰囲気でしたよ。
この後に、室内の写真をまたアップしますね。

| ある日の風景 | 10:03 | comments(0) | trackbacks(0) |